大作 染付蛸唐草 間取山水絵 大壷 藤井錦彩 作 [217100]
販売価格: 660,000円(税込)
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有田焼の美術における第一人者、藤井錦彩による作品です。
藍一色の染付で、雄大な山々や松、庵に佇む人々を細やかに描いた球形の大花瓶。器面を巡るように描かれた山水の情景を、緻密な蛸唐草文様が大胆に取り囲み、見る角度によって次々と異なる景色が現れます。総手描きならではの繊細な筆致と、染付の濃淡による奥行きが見事に調和し、伝統的な意匠の中にも力強さと格調を感じさせる逸品です。
描かれている「山水(さんすい)」とは、山、川、湖、樹木、岩などの自然の風景を主題とし、人間の存在はあまり強調されません。人間や建物が描かれる場合も、自然の広大さの中に小さく描かれます。山水画は、中国の道教や儒教、そして禅仏教の影響を強く受けています。これらの思想は、自然を尊重し、自然との調和を求める姿勢を持ちます。山水画はそうした哲学的・宗教的な背景を反映し、自然を通じて人間の精神的な追求を表現しています。本作のような陶磁器以外でも掛け軸などの水墨画などでよく描かれる題材であり、伝統美術の世界では王道ともいえます。
製作技法の視点で見てみると、この作品は染付という技法で描かれています。染付は釉薬を施す前の「素焼き」の状態に描く絵付けのこと。この染付技法ならではの筆の伸び、タッチなどでより繊細な山水画の世界が表現されています。また、素焼きへ描く染付は吸水性のある本体に書き込んでいくため修正を加えることができません。つまり一発勝負の筆入れで仕上げられています。根気と集中力と構成力。すべてを兼ね備えて完成させた大作です。
【作者プロフィール】
藤井錦彩(ふじいきんさい)
藤井錦彩の特徴は、錦(上絵)の技法を多用した豪華な仕上がりといえます。黄金やプラチナなどの金属的な色合いから、伝統的な赤、緑、紫などの有田錦までを駆使し、強い個性を発揮する作品を生み出しています。
1976年 佐賀県有田に生まれる
1991年 佐賀県立有田窯業大学校 ロクロ科へ入学
1991年 人間国宝 井上萬二氏、梶原茂正氏に師事
2003年 福岡県立美術館にて「藤井錦彩展」開催
2003年 日田市美術館にて「藤井錦彩展」開催
2004年 愛媛県立美術館分館にて「藤井錦彩展」開催
1999年?現在 全国各地の百貨店などで、個展開催 多数
【主な受賞歴】
長崎陶磁展 朝日新聞社賞
九州山口陶磁展 入選
勤労者美術展 労働大臣賞一席
朝日陶芸展 入選
知事回転 佐賀県知事賞
アジア工芸展 入選
他、多数
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